二重顎に悩んでいる男性も少なくありません。
二重顎の原因として、皮下脂肪の増加やむくみ、皮膚のたるみなどが挙げられます。
顎痩せを成功させるには、原因に合わせて対処することが大切です。
この記事では、二重顎になってしまう原因を解説します。
そのほか、二重顎に悩む男性向けに、痩せる12の方法もご紹介していきます。
Contents
男性が二重顎になる原因
二重顎や顎のたるみの主な原因として以下の3つが挙げられます。
- 皮下脂肪
- 筋肉の衰え
- むくみ
- 睡眠不足
- 飲酒と喫煙の影響
それぞれの原因について解説します。
皮下脂肪
皮下脂肪が増えると、二重顎になる原因になります。
身体で消費するエネルギー量よりも高カロリーな食事を続けていると、脂肪が増えていきます。
若いころは顎がすっきりしていたのに、年を重ねるにつれて顎がたるんできたという方もいるのではないでしょうか。
加齢によって基礎代謝が低下すると、若いころと同じように食事していても脂肪が増える可能性があります。
皮下脂肪が原因で二重顎になっている場合は、生活習慣を見直す必要があります。
筋肉の衰え
筋肉の衰えが原因で、下顎がたるんでしまうこともあります。
下顎の中には、舌を動かすための筋肉があります。
筋肉は放っておくと年齢とともに衰えていくため、意識して動かさなければなりません。
舌を動かす筋肉が衰えてくると、顎がたるんでくる原因に。
二重顎の原因が筋肉の衰えである場合は、舌を動かすトレーニングを始めましょう。
むくみ
リンパの流れが原因で顔がむくんで、顎がたるんでしまうこともあります。
姿勢が悪いと、顎のつけ根や鎖骨付近のリンパの流れが悪くなります。
また、アルコールや塩分の摂り過ぎでむくんでしまうことも。
スマホを長時間使用するなど、同じ姿勢のまま過ごしていると、リンパの流れが滞ってしまう原因になります。
むくみが原因で顎がたるんでいる場合は、姿勢を正したり、マッサージしたりするなど、リンパの流れをスムーズにすることが大切です。
睡眠不足
二重顎を解消して痩せるには睡眠も重要です。
睡眠不足は、食欲を調整するホルモンのバランスを乱し、食欲増進や脂肪蓄積を促す原因になること。
また、日常のストレスも顎の脂肪蓄積に影響を与える可能性があります。
ストレスはコルチゾールというホルモンの分泌を促し、体内の脂肪蓄積を増加させることが知られています。
睡眠が不足すると、ストレスがたまってしまうことも。
睡眠時間だけではなく、睡眠の質も大切です。
睡眠の質が低下すると、成長ホルモンの分泌が減少し、トレーニング後の筋肉の回復が妨げられる可能性もあります。
飲酒と喫煙の影響
飲酒と喫煙は、顔や顎の脂肪蓄積やたるみの原因になります。
アルコールの摂り過ぎは脂肪蓄積を促進します。
また、アルコールによって体内の水分バランスが乱れると、顔や顎のむくみを引き起こすこともあります。
喫煙は顎周りの皮膚をたるませる可能性があります。
タバコの煙に含まれる化学物質は血液の流れを阻害し、皮膚のコラーゲンとエラスチンの生成を妨げます。
コラーゲンとエラスチンは皮膚の弾力性と強度を保つための重要な成分です。
減少すると皮膚のたるみや二重顎の原因になる可能性があります。
顎だけ痩せるには?
「顎だけ痩せるにはどうすればよいのだろう」と考えている男性もいるのではないでしょうか。
二重顎の原因がむくみや皮膚のたるみによるものだった場合、適切に対処することで二重顎を解消できる可能性があります。
二重顎の原因が皮下脂肪によるものだった場合、運動やカロリー管理などの通常のダイエットで部分痩せするのは難しいでしょう。
個人差はありますが、一般的なダイエットでは最初に内臓脂肪が減少し、次に末端部分の皮下脂肪、最後にお腹周りの皮下脂肪が減少していくというケースが多いようです。
顎の部分痩せにこだわるのであれば、美容整形外科へ相談したほうがよいでしょう。
二重顎の男性が痩せるためのポイント
脂肪が原因で二重顎になっている場合は、ダイエットで脂肪を落としましょう。
食事管理と運動を組み合わせると効果的にダイエットできます。
男性向けのダイエット方法を解説しましょう。
食事内容を調整する
日常的にカロリーの高い食事を摂っていると、脂肪が増える原因になります。
脂肪を落とすには、食事のカロリーを適度な水準になるようコントロールすることが重要です。
特に若いころから食事内容が変わっていないという方は注意が必要です。
先述のとおり、年齢とともに基礎代謝は低下します。
基礎代謝が低下すると、食事で摂取したエネルギーが余りやすくなるため、食事内容を調整しなければなりません。
有酸素運動を継続する
有酸素運動には、脂肪を燃焼させる効果があります。
1度の有酸素運動で効果を実感するのは難しいですが、運動を習慣化することで少しずつ脂肪が減っていきます。
一般的に有酸素運動は20分以上継続しなければ、あまり効果がないとされていますが、連続で30分運動した場合と10分×3回運動した場合の効果に違いはなかったとする調査もあります。※
仕事の都合でまとまった運動時間を確保できない方は、スキマ時間を活用するなどして、少しずつ身体を動かすとよいでしょう。
筋トレを組み合わせる
有酸素運動に筋トレを組み合わせると、ダイエットを効率化できます。
筋肉量が増えれば基礎代謝も向上し、脂肪が燃えやすく、脂肪がつきにくい身体になります。
筋トレで基礎代謝を高めながら、有酸素運動に取り組めば効果的に脂肪を減らせるでしょう。
筋肉を増やしたい場合は、食事の内容も大切です。
タンパク質を多めに摂るよう心がけましょう。
生活習慣を整える
男性が二重顎を解消して痩せるには、生活習慣を改善することも重要です。
生活リズムを整えることで睡眠の質が改善され、ホルモンバランスが正常に保たれます。
また、過度の飲酒や喫煙も控えましょう。
お酒を飲む場合は、アルコール度数の低いお酒を選んだり、量を減らすなどしてアルコールの量を抑えましょう。
喫煙者の方は可能であれば、禁煙することをおすすめします。
ニコチンを含まない電子タバコなどを活用するとよいでしょう。
二重顎に悩む男性におすすめの痩せる有酸素運動4選
有酸素運動は効果的に脂肪を燃やせる運動です。
顎の脂肪を減らすだけではなく、心肺機能を向上させるため、体力の向上が期待できます。
また、ストレスを軽減する効果もあるため、二重顎に悩む男性におすすめです。
ジョギング
ジョギングは有酸素運動の中でもポピュラーな運動の一つです。
一定のペースで走ることで全身に酸素が供給され、脂肪が燃焼されます。
適度な強度でジョギングすると心拍数が高まり、身体の脂肪がエネルギー源として消費されやすい状態になります。
ジョギングを継続すると身体全体の脂肪が減少し、結果として顎周りの脂肪も減少するのです。
ジョギングのメリットは、体力に合わせて運動強度を調整しやすい点です。
これから二重顎の解消を目指す方は、ゆっくりとしたペースから始めるとよいでしょう。
徐々に距離や速度を増やして強度を高めることで、ジョギングの効果を最大限に引き出すことができます。
サイクリング
サイクリングは、長時間続けやすい有酸素運動です。
ペダルを踏む動作では主に下半身の筋肉を使用しますが、身体を安定させるために上半身の筋肉も一緒に使うため、全身の運動となります。
そのため、消費カロリーも高く、顎を含めた全身の脂肪を減らすのに役立ちます。
さらに、サイクリングはジョギングに比べて、足腰への負担が少ないというメリットも。
運動を継続しやすいので、効率的に脂肪を減らせるでしょう。
水泳
水泳も二重顎に悩む男性におすすめの有酸素運動です。
水の抵抗を利用して行う運動は、陸上で行う運動に比べてエネルギー消費が大きいため、より多くのカロリーを燃焼します。
加えて、水中では体温を維持するためのエネルギーも消費されます。
そのため、全身・顎の脂肪を効率的に減らすことが可能です。
水中での運動は、浮力の働きによって関節への負担も軽減されるため、足腰に不安がある方でも行いやすい運動といえるでしょう。
ダイエットに水泳を取り入れれば、関節への負担を軽減しながら痩せることができます。
ハイキング
自然の中で歩くハイキングも一種の有酸素運動と見なすことができます。
特に急な斜面を登るときには心拍数が上がるため、より多くのカロリーを燃焼させることができます。
ハイキングにはストレスを軽減する効果も期待できます。
自然の美しい景色の中を歩くことで、心身をリラックスさせることができるでしょう。
天候や季節に左右されやすいものの、アウトドアが好きな方におすすめです。
二重顎に悩む男性におすすめの痩せる筋トレ3選
先に解説したように基礎代謝を高めると、消費カロリーも高まります。
有酸素運動とセットで取り組むと、効果的に脂肪を減らせます。
二重顎に悩む男性におすすめの痩せる筋トレをご紹介します。
ノーマルスクワット
ノーマルスクワットは、最もオーソドックスなスクワットです。
ノーマルスクワットではお尻や脚など、身体の中でも特に大きな筋肉を鍛えられます。
大きな筋肉を鍛えることで、効果的に代謝を高められます。
【ノーマルスクワットのやり方】
- 両足を肩幅と同じぐらいに開いてまっすぐ立つ
- 両腕をまっすぐ前に出す
- 太ももと床が平行になるまで腰を下げる
- 身体を持ち上げ①の姿勢に戻る
10回×3セットから始めるとよいでしょう。
膝がつま先より前に出ると、狙った筋肉に十分な負荷をかけられません。
お尻をやや後に突き出すようにしてしゃがむのがポイントです。
懸垂
懸垂では、背中の筋肉や腕の筋肉を鍛えられます。
上半身の大きな筋肉を鍛えるのに効果的な筋トレです。
【懸垂のやり方】
- 肩幅と同程度か少し広めにバーを握る
- 身体を引き上げる
- あごがバーと同じぐらいの高さになったら止める
- ゆっくり身体を下す
まずは、10回×3セットを目標に取り組みましょう。
身体を下ろす際は、肘が完全に伸びきる直前で止めましょう。
腕立て伏せ
腕立て伏せでは、腕の筋肉や胸の筋肉を鍛えられます。
プランクのように姿勢を維持する必要があるため、体幹の筋肉も鍛えられます。
【腕立て伏せのやり方】
- うつ伏せになり、手を肩幅の1.5倍程度まで広げて床に着けます
- 足を後ろに伸ばし、手と足先で身体を支えます
- 胸を床につけるように腕を曲げます
- ②の姿勢に戻ります
最初は5~15回×3セットを目安にしましょう。
腕立て伏せの動作中は、かかとから首までのラインを極力一直線に保ちましょう。
顔の筋肉を鍛えて顎のたるみを解消する3つの方法
あまり筋肉が使われていない顔の筋肉は、徐々に衰えていきます。
顎のたるみを解消するには、意識して動かす必要があります。
顔の筋肉を鍛えるトレーニングをご紹介しましょう。
舌を回すトレーニング
舌を回して筋肉を鍛えるトレーニングをご紹介します。
【舌を回すトレーニング】
- 口を閉じた状態で唇に沿って舌先を回す
- 15回ほど回す
- 反対回りで同じ回数舌先を回す
舌を回す回数は目安です。
刺激が足りない場合は、回数を増やすとよいでしょう。
舌を突き出すトレーニング
舌を出した状態で動かすトレーニングもおすすめです。
【舌を突き出すトレーニング】
- 顔を上に向けて首を伸ばす
- 舌を上に突き出す
- 舌を20回ほど左右に動かす
できるだけ舌を突き出して大きく動かしましょう。
頬のトレーニング
口角を持ち上げる頬のトレーニングをご紹介します。
【頬のトレーニング】
- 横にした割りばしを前歯でくわえる
- 口角を割りばしより上に持ち上げる
- 口角を上げた状態をしばらく維持する
- ゆっくり口角を下げて①の状態にもどる
口角を上げるとき・下げるときはゆっくり動かします。
口角を上げた状態をキープする時間は30秒が目安です。
男性の顎のむくみを解消する2つの方法
顎のむくみを解消したい男性のおすすめのマッサージをご紹介します。
顎のつけ根のマッサージ
顎の関節をマッサージする方法は以下のとおりです。
【顎のつけ根のマッサージ】
- 左右の顎の関節に人差し指~薬指を当てる
- 指で軽く押しながら円を描くようにマッサージする
顎の関節は耳の横付近にあります。
関節の位置が分かりにくい場合は、口を開けると関節が動いて見つけやすくなります。
鎖骨のリンパ節のマッサージ
鎖骨付近のリンパ節をマッサージする方法をご紹介します。
【鎖骨のリンパ節のマッサージ】
- 鎖骨の手前側に指を当てる
- 指で押しながら徐々に外側に指を移動する
- 反対側の鎖骨も同じ要領でマッサージする
重点的にマッサージしたい部分がある場合は、指で押さえたままで、首を左右や上下に動かしましょう。
原因に合わせた対処法で顎痩せを目指そう!
男性が二重顎になる原因や対処方法を解説しました。
記事のポイントをまとめると以下のようになります。
- 筋肉の衰えや脂肪、むくみが原因で顎がたるむ
- 脂肪が原因の二重顎は食事管理と運動で解消
- 筋肉の衰えが原因の場合は、顔の筋肉を動かすトレーニングで解消
- むくみが原因の場合は、マッサージでリンパの流れをよくする
顎がたるんでしまう原因によって、対処方法も異なります。
原因に合わせた対処法で顎痩せを目指しましょう。
参考