「若いころと比べて顔がふっくらしてきた」という方も多いのではないでしょうか。
脂肪の増加や表情筋の衰えなど、顔が太って見える原因はいくつかあります。
顔のダイエットを考えている男性向けに、顔のお肉を引き締める方法を解説していきます。
顔のトレーニングやマッサージの方法もご紹介するので、ぜひご覧ください。
Contents
男性の顔が太ってしまう原因

男性の顔が太って見えてしまう原因として、以下の3つが挙げられます。
- 皮下脂肪の増加
- 表情筋の衰え
- 不規則な生活によるむくみ
原因によってとるべき対処法も異なるため、まずは顔が太って見える原因を把握することが大切です。
皮下脂肪の増加
顔の皮下脂肪が増えると、顔が太って見える原因になります。
脂肪を減らすには、生活習慣の見直しが必要です。
若いころと同じように過ごしていても、年齢とともに基礎代謝は低下します。
基礎代謝が低下すると、身体が消費するエネルギー量も減少します。
消費エネルギーが減少した状態で、高カロリーな食事を食べてしまうと身体の脂肪が増加。
「年を重ねるごとに顔に脂肪がついてきた」という方は、食事内容を見直したほうがよいでしょう。
表情筋の衰え
表情筋とは、顔面にある表情に関わる筋肉の総称です。
顔面の筋肉が衰えると、顔面の筋肉がたるんで太って見えることも。
表情は、顔面にある複数の筋肉の複雑な動きによって作られます。
普段、あまり表情を変えずに過ごすことが多いと表情筋が使われず、顔面の筋肉が衰えやすくなります。
不規則な生活習慣によるむくみ
むくみによって、顔が太って見えてしまうケースもあります。
顔がむくんでしまう原因は以下の通りです。
- 塩分の摂り過ぎ
- アルコールの飲み過ぎ
- カリウム不足
- 水分の摂り過ぎ
毛細血管の末端からは、水分が染み出ています。
染み出た水分は、再び血管やリンパ管に吸収されます。
通常、染み出る水分と吸収される水分の量は同じです。
しかし、染み出す水分と吸収される水分のバランスが崩れると、皮膚の下に余分な水分がたまってむくんでしまうのです。
起きている状態では、脚に水分がたまりやすい傾向にありますが、寝ている間に顔に水分がたまることもあります。
そのため、寝起きは顔が顔がむくみやすいのです。
顔だけダイエットするのは難しい

顔が太って見える原因が脂肪の増加であれば、ダイエットで脂肪を減らす必要があります。
しかし、食事管理などの通常のダイエットの場合、顔の皮下脂肪だけをピンポイントで落とすことはできません。
また、お腹の内臓脂肪と比較して、皮下脂肪は落としにくい傾向にあります。
顔の脂肪を落とすには、ある程度ダイエットを継続しなければなりません。
いわゆる部分痩せを希望するのであれば、美容整形外科へ相談したほうがよいでしょう。
トレーニングと食事管理で顔をダイエットする方法

顔の脂肪によって太って見える場合は、トレーニングで身体の消費エネルギーを増やし、食事管理で摂取するエネルギーを抑える必要があります。
トレーニングと食事管理で顔をダイエットする方法について解説します。
無酸素運動と有酸素運動で脂肪を燃やす
トレーニングは、無酸素運動と有酸素運動の2種類に分けられます。
無酸素運動とは、筋トレなどの短時間で強い力を使う運動のことです。
無酸素運動によって筋肉が大きくなると基礎代謝が向上し、脂肪が燃えやすくなります。
一方、有酸素運動は、負荷が小さく長時間継続できる運動のこと。
有酸素運動には、身体の脂肪を減少させる効果があります。
無酸素運動で基礎代謝を高めながら、有酸素運動に取り組めば効率的に脂肪を減らせるでしょう。
食事を管理してカロリーを抑える
ダイエットでは、食事のカロリーを抑える必要があります。
身体によって消費されるカロリーが食事の摂取カロリーを上回っている場合、不足分のエネルギーは身体の脂肪によって補填されます。
反対に摂取カロリーが消費カロリーを上回ると、脂肪が増えることに。
そのため、食事をしっかり管理する必要があるのです。
食事のカロリーを自力で管理するのが面倒な方は、宅食サービスを活用するとよいでしょう。
男性の顔のたるみを改善する表情筋のトレーニング方法

表情筋の衰えが原因で顔が太って見える場合は、顔の筋肉を意識して動かすことが大切です。
表情筋を鍛えるトレーニングをご紹介します。
表情筋を大きく動かすトレーニング
「あいうえお」に合わせて顔の筋肉を大きく動かすトレーニングをご紹介しましょう。
トレーニングのやり方は以下の通りです。
【表情筋を大きく動かすトレーニングのやり方】
- 口を大きく「あ」の形で開き、目をできるだけ大きく見開く
- 口を「い」の形にして横に開く
- 口を「う」の形にして、唇を突き出しながらすぼめる
- 「え」の形で口を大きく開き、驚いた表情をつくる
- 口を縦に開いて「お」の形をつくり、目を大きく見開く
上記の動きを数回繰り返します。
ひとつの表情を2~5秒程度キープしましょう。
口や目を極力大きく動かすのがポイントです。
顔の筋肉を中心に寄せるトレーニング
顔全体の筋肉を、中心に寄せるように動かすトレーニングもおすすめです。
トレーニングの手順を解説します。
【顔の筋肉を中心に寄せるトレーニングのやり方】
- 目をできるだけ強く閉じて、口を思いっきりすぼめながら鼻に寄せるように突き出す
- ①の状態を10秒ほどキープ
- 口を大きく開けて、目も大きく見開く
- ③の状態を10秒ほどキープ
上記の動きを数回繰り返します。
目と唇を、鼻に寄せるように動かしましょう。
よく笑うのも効果的
無表情で過ごすことが多いと、表情筋の衰えが進みやすくなります。
表情筋の衰えを予防する方法として、よく笑うのも効果的です。
笑顔になれば、自然に表情筋を動かすことになります。
家族や友人と過ごしたり、笑える映画を観賞するなど、方法は何でもよいので笑顔になれる時間をつくりましょう。

マッサージで男性の顔のむくみを解消する方法

顔は、寝ている間にむくむことが多いため、寝起きは顔が太って見えることも。
通常は起床してから徐々に顔のむくみも解消されますが、朝のむくみが気になる方は顔をマッサージするとよいでしょう。
顔のむくみを解消するマッサージをご紹介します。
耳の周りをマッサージ
耳の前後にはリンパ節があります。
マッサージすることで、顔のむくみの解消が期待できます。
耳の周りをマッサージする手順は以下の通りです。
【耳の周りをマッサージする手順】
- こめかみのあたりに指をあてる
- 軽く指を押し当てながら耳に沿って指を下にスライドさせる
- 耳の後ろに指をあてる
- 前と同じ要領で指を軽く押し当てながら下にスライドさせる
指を強くあてる必要はありません。
前後とも数回マッサージしましょう。
顎の関節をマッサージ
顎の関節付近を指でほぐすマッサージをご紹介します。
力を入れ過ぎないように注意しましょう。
【顎の関節をマッサージする手順】
- 左右それぞれの顎の関節付近に指を軽くあてる
- 指を当てながら円を描くように動かして揉む
顎の関節の位置が分かりにくい場合は、指を当てた状態で口を開けたり閉じたりすると分かりやすいです。
顔をダイエットしたい男性は生活習慣を見直して笑顔で過ごそう!

顔をダイエットする方法をご紹介しました。
記事のポイントをまとめると以下のようになります。
- 脂肪以外にも表情筋の衰えやむくみによって顔が太って見える
- 原因によって対処法も異なる
- 顔の脂肪だけ落とすのは難しい
普段、表情筋があまり使われていないと、顔のたるみの原因になります。
笑顔で過ごして、表情筋の衰えを予防しましょう。
また、脂肪の増加やむくみは、生活習慣が原因になっているケースも多いです。
適度に運動して、アルコールやカロリーの摂り過ぎに注意しましょう。